インストーラーの画面に従ってインストールしてください。
インストール設定画面では、「Enable drag & drop onto script」にチェックすると、エクスプローラなどで拡張子「.ahk」のファイルアイコンにファイルをドロップしてスクリプトに引数として渡して起動できるようになります。
スタートアップには登録されないようなので、必要に応じて手動でショートカットを作成してください。
インストーラーを使用したくない場合は、公式サイトのDownloadのページの「zip file」となっているリンクからZIP圧縮版をダウンロードして解凍してください。
最初にAutoHotkey.exeを起動すると、AutoHotkey.iniが無いので作成するかと問い合わせるダイアログが出ます。
「はい」と答えるとAutoHotkey.iniが作成されます。
このファイルをエディタで編集して設定を記述します。
当サイトの解説や他の人が作ったスクリプトなどを参考に設定を記述してください。
ここでは、主に常駐ユーティリティとしての使い方を紹介します。
ここに挙げるのはあくまで一例です。
アイデア次第で様々な使い方が可能です。
#z::Run,notepad.exe
上記のように、ホットキーにRunコマンドを割り当てることで、ホットキーで素早くプログラムを起動できるようになります。
この例では、Win+Zにメモ帳の起動を割り当てています。
#s::Send,{Left} #d::Send,{Down} #f::Send,{Right} #e::Send,{Up}
Sendコマンドをホットキーに割り当てることで、ホームポジションから遠い位置にあるキーなど押しにくいキーを押しやすい操作に割り当てることが出来ます。
この例では、Winキー+S,D,F,Eに矢印キーを割り当てています。
Win+EなどはWindows側で予約されたホットキーですが、AutoHotkeyはキーフックによりキー操作を乗っ取って無理やり書き換えてしまうことが出来ます。(NT系のみ)
#Persistent SetTimer,ExecWWWC,600000 return ExecWWWC: Run,d:\app\wwwc\WWWC.exe return
タイマーを使うことで特定の処理を定期的に実行できます。
ホットキーを使わず、タイマーだけを使う場合、#Persistent指令で明示的に常駐させる必要があります。
OnExit,ScriptExit ScriptExit: If A_ExitReason in Logoff,Shutdown { #終了時にテンポラリフォルダの中身を全削除 FileDelete,%Temp%\* #光学ドライブのトレイが閉じられていない場合、閉じる Drive,Eject,G:,1 }
スクリプトの終了時に終了理由を調べ、OSの終了/ログアウトに伴う終了であれば特定の処理を実行するという設定が可能です。
#Persistent SetTimer,ExecWWWC,60000 return ExecWWWC: If A_TimeIdle > 300000 Run,d:\app\wwwc\WWWC.exe return
タイマーを使用し、A_TimeIdle変数で無操作時間を調べれば、一定時間何も操作を行わなかったときに何らかの処理をさせることができます。