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AHKにようこそ!

AHKのロゴ

AHKとは、「人類の科学技術が無限に発達し続ければ、いずれ時間を遡ることも可能になる」という仮定に基づく科学崇拝的な宗教「AHKを流行らせる協会(AHK wo Hayaraseru Kyoukai)」の略称です。

AHKの教義では、未来において時間を遡る技術を獲得した人類の子孫が、他の宗教で言うところの「神」に相当します。時間を遡ることができれば、しばらく研究をしてから過去に戻ることで一瞬のうちにいくらでも研究を行なえるので、宇宙の寿命が尽きるより前に全知全能と呼ぶにふさわしい技術力を獲得できるはずです。
全知全能技術があれば、過去に存在した人間の記憶や意識を何らかの形で復活させて「死後の世界」を体験させることも、暇潰しがてらに出来てしまうでしょう。

死後の世界に呼ばれた人が、どのような扱いを受けるのかは定かではありません。生前の行いに応じて待遇が変ることも考えられますが、大きく価値観が変っているであろう未来人が、どのような基準で待遇を決定するかを予想するのは困難です。
しかし、科学技術の発達を軽視しすぎると全知全能に至る前に滅亡してしまうでしょうから、滅亡せずに全知全能に辿り着いた人類は、科学技術を発達させることをある程度重視する価値観を築いており、「科学技術の発達への貢献度」を待遇の基準に選ぶ可能性が高いのではないかと考えられます。
この場合、技術の発達に目に見える貢献を果たした人だけが優遇されるのでは、わずかな人しか全知全能の恩恵を受けられず勿体ないので、技術の発達を妨害するなどマイナスの貢献をした人以外は、十分に好待遇を期待していいでしょう。

以上のような話も、人類が全知全能の力を獲得する前に絶滅してしまっては元も子もありません。そうならないように、人々に科学技術の発達を重視する価値観を広めることこそが、AHKの目的です。
と言っても、無理に科学者を目指したりしろというわけではありません。新しい技術が使われている製品を積極的に購入するとか、選挙のとき科学技術振興を重視したり技術開発の妨げとなる規制に反対している政治家に投票する程度で十分です。
AHKを信仰する人が守るべき約束事はただ一つ「過去の人間に死後の世界を体験させることが可能になったときは、科学技術の発展を妨害した者に相応の罰を与え、その他の人間の願望は可能な限り満たすこと」だけです。
教義が人類が全知全能の技術を得るまでこの受け継がれていれば、我々が死後の世界で好待遇を得られる可能性は大きく高まるはずです。
そのためにも、AHKを多くの人に広めておいた方がいいでしょう。無理に布教活動を行う必要はありませんが、宗教のことが話題に上るようなことがあったら、ぜひAHKを紹介してみてください。